伊豆最強のパワースポット 伊豆山神社

御朱印

伊豆半島の東側、新幹線で東京駅から1時間弱で到着の静岡県屈指の温泉街、熱海。JRの駅から出れば心身ともに暖めてくれる足湯が目に入ります。温泉地に来たー!という雰囲気に癒されます。そんな熱海市にある伊豆半島最強のパワースポットとも言われる伊豆山神社に行ってきました。

伊豆山周辺では2021年7月に大規模土石流が発生し、尊い命が奪わられるという悲しい事故がありました。復旧は一歩ずつ進んでいるようです。亡くなった方々のご冥福をお祈りすると共に早期の復旧を願っております。

伊豆山神社とは

伊豆山神社(いずさんじんじゃ)とは相模湾を一望できる熱海市伊豆山に鎮座する強運守護、福徳和合、縁結びの神様です。御祭神は火牟須比命(ほむすびのみこと)、天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)、栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)、邇邇芸命(ににぎのみこと)。参道は走り湯がある伊豆山浜から始まり本殿までは837段となります。もちろんずっと階段です。気が遠くなりますが、648段目まではバスや車で行くことができます。(駐車場もあります)

伊豆山神社参道

伊豆山神社参道

こちらが648段目の鳥居。あと一踏ん張りですが手摺はなく厳しい道のりです。この鳥居の脇に駐車場があります。もちろんここまで車で来ました。

伊豆山神社

枝垂れ桜が咲き誇る境内。

相模湾を見下ろす境内

赤白二龍・赤と白の龍が鎮座する手水舎

走湯山縁起に拠れば伊豆山の地下に赤白二龍交和して臥す。その尾を箱根の芦ノ湖に付け、その頭は伊豆山の地底あり、温泉の湧く所はこの龍の両眼二耳鼻穴口中なり。
とあります。赤龍は火、白龍は水の力を掌り、二龍の力を合わせて温泉を生み出すという最強の守護神であります。

関八州総鎮護 伊豆山神社 ホームページより

とのこと。特徴のある赤と白の龍は温泉を生み出す神様ということですね。
さて、ここからは伊豆山神社が縁結びの神様と言われる所以のお話の一つです。

若き日の源頼朝と北条政子逢瀬の場

鎌倉時代、源頼朝は伊豆韮山の蛭ヶ小島に流されました。
小島といっても海に浮かぶ島ではなく、近くを流れる狩野川の中洲であるとか、田んぼの中のちょっと高くなったところであるとか、実は流されたのはここではない、とか諸説あるようですが。まぁそれは置いといて・・・
伊豆韮山の小豪族の娘北条政子と伊豆韮山の蛭ヶ小島に流された源頼朝は恋に落ちます。お互い結ばれることを望みますが政子の父・時政は大反対。流人だし源氏との縁組は北条家にとって危険な匂いがプンプン、といったところでしょうか。父・時政は、政子を伊豆国の目代山木判官平兼隆に嫁がせることを勝手に決めてしまいます。諦めきれない政子は結婚式の夜に宴席を抜け出し、七里の山路を越えて伊豆山へ逃れ足川という場所に隠れ住みます。当時伊豆山神社にいた頼朝は部下の知らせを受け逢初橋(あいぞめばし)の上で二人は劇的な再会を果たすのでした。なんて情熱的!

逢初橋(あいぞめばし)と言えば2021年7月に起きた土石流の映像を思い浮かべる方も多いかもしれません。国道135号に架かる赤い風情のある橋ですが、頼朝と政子が出会ったのは下に降った御岳社の森に架かる小さな太鼓橋であるとされています。

逢初橋

逢初橋

源頼朝と北条政子が劇的な再会を果たしたと言われる逢初橋。残念ながら2021年7月に起きた土石流に飲み込まれてしまったそうです。

縁結び最強パワースポットと言われる伊豆山神社

劇的な再会を果たした二人はその後伊豆山神社で逢瀬を重ねたと言われています。そんな情熱的な愛の舞台となった伊豆山神社は縁結びのパワースポットとして有名です。

伊豆山神社頼朝政子腰掛け椅子

頼朝政子腰掛椅子

二人が愛や志を語り合ったとされる頼朝・政子の腰掛け椅子。誰にも邪魔されない二人掛け。

伊豆山神社ご朱印帳

こちらが伊豆山神社のご朱印帳。絡み合い見つめ合う赤と白の龍はまるで頼朝と政子のようですね。金色の強運の文字がものすごくパワーをいただけるような気がします。

こちらは平成28年にいただいた御朱印。

伊豆山神社へのアクセス

東京から新幹線で1時間弱、JR熱海駅から伊豆山神社前バス停までバスで7分。そこから石段を約170段上った先に伊豆山神社はあります。車で行く場合はこのバス停付近に駐車場があります。大型駐車場ではありませんので注意が必要です。このバス停に行くまでも結構急な坂道になっていますので安全運転でいきましょう。

hana

hana

都内中心にパワースポット巡りをしています。見てくれた皆さんにも幸せが届きますように。あとはただの呑んべぇ女です。

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