私の中のチリ初体験は、というか初めて見たのは「刑事コロンボ」でした。
コロンボの「あたしゃチリが好きでねぇ〜」と言いながらクラッカーを手でバリバリと砕いてチリに乗せて食べるシーン。(なのであえてこの項目ではチリコンカンではなくチリと言います。)なんて美味しそうなの!と子供心に思ったものです。そこからチリへの憧れは募るばかりだったのですが我が家の食卓には小洒落たものが出ることが少なく、母もとにかく忙しい人だったのでなかなかお願いする事もできずそのまま何年も過ぎていったのですが、令和の時代になってチリ熱が再発、今に至ります。
そもそもチリコンカンとは
チリコンカンはメキシコ料理ではなくアメリカ料理。メキシコっぽいですがアメリカです。アメリカ南部テキサス州発祥のひき肉、豆(赤いんげん豆)、トマト、スパイスなどを煮込んだメキシコ風アメリカ料理。スパイスはチリパウダー、クミンバウダー(シード)など。要するに豆とひき肉のスパイストマト煮込みですね。
最初に何年も食べていないと書きましたが、ひき肉、玉ねぎ、トマト缶を煮込んでミートソースは得意料理なので似たようなものは作り続けているということになります。
チリコンカンを作ってみた
初めて作った基本に忠実なチリコンカン。材料は、ミックスビーンズ(パウチタイプ)、合い挽き肉、玉ねぎ、にんにく、トマト缶、チリパウダー、ローリエ、塩、胡椒です。

作り方
- にんにくと玉ねぎはみじん切り、ミックスビーンズは水分のあるものはざるにあげ水切りをしておく。
- オリーブオイルを敷きにんにくを炒める(というか煮る)。香りが出たら合い挽き肉を炒め、火が通ったら玉ねぎを入れ炒める。
- トマト缶を入れる。あらかじめ潰さなくてもフライパンの中で潰せますのでそのままドボっと入れましょう。
- トマトを潰し終わったらミックスビーンズとローリエを入れ、20分程度煮込みます。(ローリエは煮込むと苦味が出る等書いてありますが私は気にせず煮込みっぱなしです。)
- チリバウダー、塩、胡椒で味を整えます。チリパウダーは小さじ1程度のようですが味見をしてドバドバ入れたい方は遠慮なくどうぞ。でも味見は絶対忘れずに!!
- クラッカーを添えて出来上がり。
粉チーズかけたり、パンの上に乗せてチーズかけて焼いてピザトーストのようにしても美味しいです。
チリコンカンの栄養素を見てみよう!
チリコンカンのカロリーは100gあたり101kcal。あれ?意外と低いなって思いますよね。基本的に豆とトマトがメインなのでそれもうなずけます。
栄養成分は
脂質 3.3 g
飽和脂肪酸 1.4 g
コレステロール 53 mg
ナトリウム 398 mg
カリウム 273 mg
炭水化物 9 g
タンパク質 10 g
ビタミンC 0.6 mg カルシウム 27 mg
鉄 2.1 mg ビタミンB6 0.1 mg
コバラミン 0.5 µg マグネシウム 18 mg
だそうです。決してダイエット向きではないようですが、合い挽き肉を鶏胸挽肉などにすればダイエット中にも良さげではないでしょうか。美味しくて大好きな物を食べて痩せたいという私の願望かもしれませんw
これからチリコンカンの美味しいお店のご紹介やさまざまなアレンジなどご紹介していきますので、チリ好きさんたまに読みに来てくださいね!もちろんビール好きさんも!