東照宮と言えば全国各地に鎮座する徳川家康公を祀る神社です。有名どころは日光東照宮、上野東照宮、久能山東照宮ですが、芝東照宮も江戸時代以前に創建された四大東照宮の1つに数えられています。日光、上野、静岡の煌びやかさとは正反対の、でも静かで落ち着いて向き合える雰囲気。都心をお散歩しながら家康公に触れてみませんか?
芝東照宮の由来
芝東照宮は、東京都港区の芝公園内に鎮座する神社で、祭神は徳川家康公です。家康公の遺言により、その死後、増上寺に家康公の寿像を祀るために創建された安国殿が始まりとされています。
その後、三代将軍徳川家光公によって現在の社殿が造営されました。昭和の戦災により多くの建物を焼失しましたが、家康公の寿像とご神木の大イチョウは今も残り、当時の面影を伝えています。
緑に映える美しい社殿

社殿には徳川家康公が自ら作らせた等身大の寿像がご神体として祀られています。この寿像は、家康公が60歳の時に家臣に命じて作らせたもので、普段は非公開。年に一度、家康公の命日である4月17日にのみ御開帳され、そのお姿を拝見することができます。
圧倒的パワーを感じるご神木大イチョウ

東京都天然記念物 芝東照宮ノ公孫樹。寛永18年(1641年)に、三代将軍徳川家光が芝東照宮を改築した際に植えられたとされています。昭和の戦禍をくぐりぬけてたその生命力に圧倒されます。ご神木が発するオーラがすごいです。
目の前に立つと生きる力を頂けるような気持ちになります。心が疲れてしまった時はもちろん、ここ一番もっとパワーが欲しい!などと思うときには、この大イチョウから力を頂けるような気がします。美しい紅葉の時期にも訪れたいですね。
芝東照宮御朱印

御朱印をお願いしたら、木の道中安寧守りを頂くことができました。これはうれしい!
戦国時代の混乱を収束させ、260年続く江戸幕府を開いた徳川家康公。健康に留意し、長寿を全うした家康公の寿像や樹齢400年を超える大イチョウ。圧倒的な力強さを感じてみてください。
アクセス
東京都港区芝公園四丁目八番十号
- 都営地下鉄三田線 芝公園駅下車 A4出口すぐ
- 都営地下鉄三田線 御成門駅下車 A1出口より徒歩2分
- 都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅下車 A6出口より徒歩5分
- 都営地下鉄大江戸線 赤羽橋駅下車 赤羽橋口より徒歩7分
- JR山手線 浜松町駅下車 徒歩12分
コメント