こんにちは、自称お稲荷ナビゲーターのhanaです。 いつもお狐様を追いかけている私ですが、今回は東京のど真ん中、大手町にある「絶対にはずせない場所」へ行ってきました。
そこは、超近代的な高層ビルが立ち並ぶビジネス街の真っ只中。スーツ姿の人々が忙しく行き交うその一角に、時が止まったような、背筋がすっと伸びる空間があります。そう、有名な「将門の首塚(将門塚)」です。
目次
大都会のビル群がひざまずく?将門公の存在感

将門の首塚は、平安時代の武将、平将門(たいらのまさかど)公の首が祀られている場所です。 周囲を見渡すと、日本を代表する大企業のビルがずらり。でも、この一角だけはどんな再開発計画があっても動かされることなく、大切に守られ続けてきました。
実は周りのビルたち、将門公に背中(お尻)を向けないようにデスクを配置したり、首塚を見下ろさないように窓に配慮したりしているという噂もあるほど。まさに、大手町の真の主(あるじ)といった貫禄です。
ここは、1000年近くもの間、多くの人々に畏敬され、そして大切に守られてきた、東京の歴史を見つめ続ける特別な場所なのです。
京都から飛んできた?執念の首伝説
平将門公といえば、自らを「新皇」と名乗り、関東に独立国を作ろうとした熱い男。最期は朝廷軍に敗れ、首は京都に晒されてしまいました。 ところが伝説によれば、その首は数日経っても腐らず、目を見開き、「私の体はどこだ!」と叫んで、空高く飛び上がったといいます。
そして力尽きて落ちた場所が、ここ大手町だった…というわけです。
GHQも退散させた?語り継がれる祟りの正体

あの大手町において、ここだけ空がぽっかりと空いたような形…将門の首塚を語る上で欠かせないのが、数々の「祟り」の逸話です。 関東大震災の後の復興で仮庁舎を建てようとした時や、戦後のGHQによる道路建設計画の際、関係者に不可解な事故や不幸が相次いだといいます。
「触らぬ神に祟りなし」なんて言葉もありますが、私はこう思います。これは将門公が怒り狂っているというよりは、「静かに眠らせてほしい」という強い意志の表れであり、それを守ろうとする人々の畏敬の念が形になったものではないかと。今ではしっかり整備され、多くのビジネスマンが朝夕に手を合わせる、清々しいパワースポットになっています。
お尻を向けちゃダメ!正しい参拝の心得
「最強のパワースポット」と聞くと、ついお願い事ばかりしたくなりますが、ここでは何よりも敬意が大切です。
まず、入り口から「お邪魔します」とご挨拶。石碑の前では、日々の報告や感謝を伝えるのがおすすめです。 やってはいけないのは、不敬な態度。大声で騒いだり、お尻を向けたまま立ち話をしたりするのはNGです。お参りの後は、将門公を背中に感じつつも、失礼のないよう静かに立ち去りましょう。
左遷も怖くない?可愛らしい蛙たちの秘密

境内に足を踏み入れると、塚の左右にまるで狛犬のように、お狐様のように「蛙(かえる)」の石像が並んでいることに気づきます。 これは将門公の首が京都から「帰った」ことにちなみ、左遷されても元の場所に「帰る」、倒産しそうになっても「盛り返す」、失くしたものが「返ってくる」 といった願いが込められているんです。

強面なイメージの将門塚ですが、このカエルさんたちを見ていると、なんだかふっと心が和みます。仕事で壁にぶつかっている人にとっては、これ以上ない心強い味方になってくれるはずですよ。
合わせて巡りたい!神田明神との深い縁
将門公をもっと深く知りたいなら、ここから少し足を伸ばして「神田明神」へ行くのが王道ルートです。 神田明神では将門公が御祭神として祀られており、首塚とはまた違う、華やかで力強いエネルギーを感じることができます。首塚でご挨拶をし、神田明神でパワーをいただく。このセット参拝は、ビジネス運アップには最強のコースかもしれません。
パワースポットとしての将門の首塚。ご利益は?
祟りの話が先行しがちな将門の首塚ですが、実は強力なパワースポットとしても注目されています。特に、ビジネスマンが多く訪れるのには理由があります。
- 勝負運・仕事運: 一代で関東に覇を唱えようとした将門公の強大なエネルギーから、勝負運や仕事運、目標達成のご利益をいただけると言われています。特に、困難な状況を打破したい時、大きなプロジェクトに挑む時に訪れる人が多いようです。
- 厄除け・災難除け: 強力な力を持つ将門公が、様々な厄災から守ってくれるとも言われています。
ただし、ご利益をいただくには、何よりも将門公への敬意と感謝の気持ちが大切です。自分の利益だけを願うのではなく、静かに手を合わせ、日々の感謝を伝える心構えで訪れましょう。
参拝を終えて
高層ビルの谷間で、1000年以上も語り継がれる歴史に触れる。それは、忙しい日常の中で忘れがちな「大切な何か」を思い出させてくれる体験でした。 怖い場所だと思って敬遠していた方も、ぜひ一度、清らかな心で訪れてみてください。きっと、将門公が力強いエールを送ってくれるはずです。
【最重要】将門の首塚。敬意を払う正しい参拝方法と注意点
将門の首塚を訪れる際に、最も大切なのは「敬意を払うこと」です。ここでは、失礼にならないための参拝方法と注意点を詳しく解説します。
訪れる際の服装と心構え
- 服装: 厳格な決まりはもちろんありませんが、神聖な場所ですので、あまりにもラフすぎる服装(タンクトップ、短パンなど)や派手な服装は避け、清潔感のある落ち着いた服装を心がけましょう。ビジネススーツなら問題ありません。
- 心構え: 興味本位や肝試し気分で訪れるのは絶対にやめましょう。静かに、そして真摯な気持ちで将門公にご挨拶するという心構えが大切です。体調が優れない時や、心が落ち着かない時は、無理に訪れるのを避けた方が良いかもしれません。
やってはいけないNG行動リスト
- 騒ぐ、大声を出す: 静寂を保ちましょう。
- 不敬な態度をとる: 尻を向けたり、見下したりしない。実際周りのオフィスビルは将門塚に背を向けたり上から見えないような配慮がされていると聞きました。
- 飲食・喫煙: 境内は禁煙です。飲食も控えましょう。
- ゴミを捨てる: 絶対にやめましょう。
- 長居しすぎる: 他の参拝者もいます。静かにお参りしたら速やかに退去しましょう。
- 肝試し・心霊スポット扱い: 将門公への最大の侮辱です。
- 塚や石碑にむやみに触る。
お参りの手順
将門塚は神社でも寺院でもありません。そこには石碑があるのみです。お参りの方法としては、身なりを整え、心を平穏にし、真っ直ぐに将門公に向き合う、という事ではないのかな、と思います。御賽銭を投げ入れ、通り一遍等の参拝ではなく、自分はなぜここに来たかったのかを将門公とご自身の心に問うことが、将門塚の参拝方法だと私は思います。
よくある質問 (Q&A)
- Q. 女性一人でも行ける?
- A. はい、もちろん大丈夫です。日中は多くのビジネスマンが行き交う開けた場所にありますし、きちんと整備されています。むしろ大都会のオフィス街の明かる場所です。ただし、夜間の訪問は避け、敬意を払う気持ちを忘れなければ、何も心配することはありません。将門公は頑張るあなたへエールをくださるかもしれませんね。
- Q. 御朱印はある?
- A. 将門の首塚は神社や寺院ではないので、御朱印や社務所はありません。将門公が祀られている、神田明神でいただくことはできます。
- Q. 写真撮影はOK?
- A. 禁止はされていませんが、神聖な場所ですので、配慮が必要です。祠の正面からアップで撮ったり、他の参拝者が写り込んだりしないように気をつけましょう。撮影する前にも、心の中で一言断りを入れるくらいの気持ちが良いとおもいます。写真を撮ることに夢中になりすぎないようにしましょうね。
畏敬の念を持って訪れたい、東京の中心
将門の首塚は、単なる怖い場所ではありません。それは、日本の歴史の転換点に生きた一人の武将の記憶であり、1000年もの間、人々の畏敬を集め、守られてきた特別な聖域です。
日本の中心大手町から皇居を見続ける将門公の首塚。その強大なパワーは、訪れる人に様々な影響を与えるかもしれません。だからこそ、訪れる際は、最大限の敬意と、静かで真摯な心を持つことが何よりも大切です。
それでは、今日も皆さんに、凛とした強さと癒やしが届きますように。
将門塚アクセス

- 東京メトロ 東西線・丸の内線・千代田線・半蔵門線/都営三田線・都営地下鉄「大手町駅」C5出口 または C6a出口すぐ。
- JR「東京駅」: 丸の内北口から徒歩約10分。
【大手町駅 C5出口からのルート】
- C5出口の階段を上がると、すぐ目の前に三井物産ビルがあります。
- ビルの敷地に入るように、左手へ進みます。
- 緑が見えてきたら、そこが将門の首塚です。ビルのすぐ隣にあります。

