かつて運気上昇のパワースポットとしてテレビで紹介された清正井。当時、この清正井にたどり着くまで5時間待ちだったとか。5時間はあくまで噂ですが、それほどの人気パワースポットだったようです。あまりに人が殺到して、邪悪なものを吸い込んでしまったと言われる清正井。
2024年春、この清正井を訪れてみました。はたして邪悪な気なのか、神聖なものなのか、どちらを感じるか・・・確かめてみたいと思います。
明治神宮御苑を進み清正井へ
日本一のパワースポットと言われる明治神宮。その明治神宮外苑に湧き出ているのが清正井です。
JR原宿駅、または東京メトロ千代田線の明治神宮前駅で下車すると、もう目の前にあるのが明治神宮の鳥居。鳥居をくぐり、明治神宮御苑を目指して進みます。
御苑維持協力金をお支払いして明治神宮御苑の中へ。拝観記念のスタンプがあるので、そちらを頂いてから奥へ進みます。
清正井とは
明治神宮御苑内に湧き出る湧水、清正井。毎分約60リットルの湧水量があり、水温は15度前後。井戸は下から水が湧き上がる、というイメージですが、清正井は横穴から水が湧いています。
そして清正井の前には
「この地に下屋敷を構えていた加藤清正が掘ったと伝えられ、一年中絶ゆることなく涌き出る清水は南池の水源となり 掘り方の巧妙と水質の優秀なことは早くから世に知られています」
と、書かれています。
ただ明治神宮のホームページを見ると
- 江戸時代この地には加藤清正の子、忠広が住んでいたことは間違いないが清正が住んでいたかは不明。
- 加藤家が途絶え、その後井伊家の下屋敷となるが清正の伝説が絶えなかった。(朝鮮で虎を槍で突いた時の血しぶきが付いた竹がある、清正の腰掛石に触ったり座ったりするとマラリアになる、など)
- 中でも一番有名な伝説が清正が掘ったとされる清正井。
あくまで伝説、ということです。が、これだけ多くの伝説が残っているということは、やはり何らかの関係があったのだろうなぁと思います。
お帰りは北門からが便利です
清正井をあとにして、受付の方にお帰りは北門からがいいですよ、と言われたので北門を目指します。
ちょうどつつじのシーズンで、つつじの花のトンネルをくぐります。
清正井に行って感じたこと
今回は伺った時間が午前10時前と少し早めでしたので、人は少なくありませんでしたが、明治神宮本殿への観光客の大移動などもまだなく、静かに森林浴をしながらのお散歩ができました。
そして確かに枯れることなく涌き出る水には悪い気を浄化する力があるような気がします。
でも、感じたのはそもそも清正井だけがパワースポットではない、ということです。やはり明治神宮そのものすべてがパワースポットだと思います。広大な杜、森厳な神気、溢れる湧水、そして何より荘厳な本殿。
ぜひ一度訪れてこのパワーを感じてみてください。
ただし夏は虫たちも活発になるので肌の露出は控えめに。
明治神宮御苑アクセス
〒151-8501 東京都渋谷区代々木神園町1-1
JR山手線原宿駅・東京メトロ千代田線明治神宮前(原宿)徒歩1分
(原宿駅から清正井まで徒歩12分程度です)