「最近ちょっとツイてないな…」「人間関係で悩みがある…」「金運をガツンと上げたい!」そんな願いを持つあなたへ。都会の真ん中、東京・赤坂に、あらゆる願いを叶えてくれると話題のパワースポットがあるのをご存知ですか?
それが、今回ご紹介する豊川稲荷東京別院(とよかわいなりとうきょうべついん)です。芸能人など著名人が芸事上達のご利益を求めてお忍びで参拝に来られることでも有名です。
「稲荷」と聞くと神社のイメージが強いかもしれませんが、こちらは正式には「宗教法人 豊川閣妙嚴寺(とよかわかくみょうごんじ)」という曹洞宗の寺院。それでも多くの人に「豊川稲荷」として親しまれ、商売繁盛から縁切り、金運アップまで、多岐にわたるご利益を求めて連日多くの参拝者で賑わっています。
そんな豊川稲荷東京別院の気になる由緒や具体的なご利益、そして見逃せない「縁切り」「融通金」「奥の院」「霊狐」といったキーワードを深掘りしながら、その魅力を親しみやすく、そして詳しくご紹介します!これを読めば、あなたもきっと豊川稲荷東京別院へ足を運びたくなるはずです♪
目次
まずは基本情報!豊川稲荷東京別院ってどんなところ?

- 正式名称: 宗教法人 豊川閣妙嚴寺(しゅうきょうほうじん とよかわかくみょうごんじ)
- 通称: 豊川稲荷東京別院
都心の一等地にありながら、一歩足を踏み入れると静かで厳かな空気が流れています。それもそのはず、お隣は赤坂御所や迎賓館の敷地です。アクセスも抜群なので、お仕事帰りやショッピング、赤坂周辺観光のついでにも立ち寄りやすいのが嬉しいですね。
心惹かれる歴史ロマン!豊川稲荷東京別院の由緒

豊川稲荷東京別院の歴史は、江戸時代に遡ります。 もともとは、愛知県豊川市にある豊川閣妙厳寺の直轄の別院です。江戸時代、大岡越前守忠相(おおおかえちぜんのかみただすけ)公(そう、あの大岡越前です。)が、豊川稲荷のご本尊である豊川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)を深く信仰し、自らのお屋敷の中でお祀りしたのが始まりとされています。
吒枳尼眞天は、白い狐にまたがり、稲束を荷い、剣と宝珠を持ったお姿で表され、商売繁盛、福徳開運の神様として古くから篤い信仰を集めてきました。大岡越前守の屋敷稲荷が、やがて一般の人々にも開放され、現在の赤坂の地に移転し、多くの人々の信仰を集める場所となったのです。歴史を知ると、より一層ありがたみを感じますね。
どんな願いもドンと来い!気になるご利益を一挙公開!
豊川稲荷東京別院は、とにかくご利益のデパート!と言われるほど、様々な願いに応えてくださいます。
- 商売繁盛・事業繁栄: やはり稲荷といえばこれ!多くの経営者や自営業の方が参拝に訪れます。
- 家内安全・福徳開運: 家族みんなの幸せや、日々の開運もお願いできます。
- 交通安全・旅行安全: 車のお祓いや、旅行へ行く前のお参りにも。
- 芸道精進: 境内には多くの芸能人やスポーツ選手からの提灯が奉納されており、芸事の神様としても有名です。
- 合格祈願・学業成就: 受験や資格試験の合格を祈願する方も多く訪れます。
そして、特に注目したいのが以下のご利益です!
【キーワード深掘り①】悪い縁を断ち切り、良縁を結ぶ「縁切り」の神様

豊川稲荷東京別院で特に有名なのが「縁切り」のご利益。境内には叶稲荷尊天(かのういなりそんてん)、通称「縁切り稲荷」がお祀りされています。
「縁切り」と聞くと少し怖いイメージがあるかもしれませんが、ここでいう「縁」とは、男女間の悪縁だけでなく、病気、悪習、不運など、自分にとって良くないあらゆる縁を指します。これらの悪縁を断ち切り、新たな良縁を結ぶお手伝いをしてくださるのです。
- 参拝方法: 静かに手を合わせ、心の中で断ち切りたい悪縁と、結びたい良縁を具体的にお願いしましょう。絵馬を奉納するのも良いでしょう。
- 心構え: 他人を呪うようなネガティブな願いではなく、自分が前向きに進むための縁切りをお願いするのがポイントです。
人間関係や悪い習慣に悩んでいる方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。スッキリとした気持ちで新たな一歩を踏み出せるかもしれません。
【キーワード深掘り②】金運ザクザク!?「融通金」で財運アップ!

金運アップを願う方にぜひ訪れてほしいのが、融通稲荷尊天(ゆうづういなりそんてん)です。こちらでは、「融通金(おたねせん・ゆうづうきん)」という黄色い袋に入った10円玉をいただくことができます(無料ですが、お賽銭は忘れずに!)。
この融通金を財布に入れておくと、お金に困らなくなる、お金の巡りが良くなると言われています。まさに「お種銭」ですね!
- いただき方: 融通稲荷尊天にお参りした後、本殿の三方に乗せてある融通金(黄色い袋)を頂きます。
- 大切な約束: この融通金は、あくまで「融通」していただくもの。1年後、または願いが叶った際には、感謝の気持ちを込めて、お借りしたお金(10円)に自分の気持ち分(お礼)を上乗せして奉納し、新しい融通金をまたいただくのが習わしです。この循環がさらなる金運アップに繋がると言われています。
臨時収入があった、仕事がうまくいったなど、嬉しい変化があったら、ぜひお礼参りを忘れずに!
【キーワード深掘り③】静寂に包まれた聖域「奥の院」で心を清める

本殿の横、少し奥まった場所にあるのが「奥の院」です。こちらに豊川ダ枳尼眞天が祀られています。本堂と同様に院の中に入ってお参りすることができます。この奥の院、とても静かで神聖な雰囲気に包まれています。こちらも中に入って、正座をして、ゆっくりと豊川吒枳尼眞天と向かい合ってみてください。圧倒的なパワーを感じるはずです。
ちなみに、明治時代初期に建立された奥の院ですが、当時、豊川稲荷東京別院は現在地よりも南側に位置していました。明治維新後の都市計画により移転することになったのですが、吒枳尼眞天を祀っていた祠だけは移転できず、その場所に奥の院が建立されたということです。

日々の喧騒を忘れ、静かに自分と向き合いたい時、心を落ち着けて祈りを捧げたい時に訪れるのがおすすめです。本殿だけでなく、ぜひ奥の院まで足を延ばし、その清らかな空気を感じてみてください。奥の院は私のイチ推しです!
【キーワード深掘り④】圧巻の光景!「霊狐(れいこ)塚」で狐様に願いを託す

豊川稲荷といえば、やはり「お狐」。境内には、信者から奉納された大小さまざまな狐の像がびっしりと並ぶ「霊狐塚(れいこづか)」があります。本山の豊川稲荷と比べるとかなりこじんまりしていますが、それは愛知県の本山の方がものすごいだけで、東京別院も案外負けていません。こじんまりですが。実は、東京別院ではお焚き上げ供養をして地下に納められているそうです。
お狐様は稲荷大神のお使い(眷属けんぞく)とされており、人々の願いを神様に届けてくれる大切な存在。一体一体表情が異なり、それぞれに奉納した人々の想いが込められているのを感じます。自分の気に入ったお狐様を見つけて、そっと手を合わせるのも良いでしょう。赤いよだれかけをつけた可愛らしいお狐様は境内にたくさんいらっしゃいますよ。
まだまだある!境内の見どころをご紹介
豊川稲荷東京別院の境内は、ご紹介した以外にも見どころがたくさん!
- 七福神めぐり: 境内には七福神もお祀りされており、一度に七福神めぐりができるのも魅力。特に弁財天様は金運や芸事にご利益があると言われています。
- 子宝観音: 子宝を願う方々が熱心にお参りされています。
- 愛染明王: 恋愛成就や夫婦円満のご利益があると言われています。
- 三つの神殿が並ぶ三神殿: 中央に宇賀神王。ご利益は商売繁盛。左に徳七郎稲荷。ご利益は円満な人間関係。右に太郎稲荷。ご利益は健康。

なんだかこの三社のご利益を見ると、ここをお参りしただけで豊かな人生送れそうな気もしてきます。じっくりと時間をかけて境内を巡れば、きっとあなたの心に響く仏様や神様、そして場所が見つかるはずです。
参拝の作法と心構え
豊川稲荷東京別院は寺院ですので、基本的な参拝作法は神社とは異なります。
- 山門で一礼: 境内に入る前に、山門で軽く一礼します。
- 手水舎で清める: 手と口を清めます。
- 常香炉で身を清める: お線香をあげ、その煙で身を清めます(お線香は社務所で購入できます)。
- 本殿で合掌礼拝: 賽銭箱にお賽銭を入れ、鰐口(わにぐち)を鳴らし、静かに手を合わせます。寺院なので、柏手は打ちません。それぞれに御真言が書かれていますので。頑張って唱えましょう。そして心の中で感謝の気持ちと願い事を伝えましょう。
- 山門を出る際に一礼: 参拝を終え、境内を出る際にも一礼します。
何よりも大切なのは、感謝の気持ちを忘れずに、心を込めてお参りすることです。
豊川稲荷東京別院で、あなたの願いを叶えよう!
都会の喧騒の中にありながら、一歩足を踏み入れるとそこは別世界。豊川稲荷東京別院は、歴史と由緒に彩られ、多様なご利益で私たちを迎えてくれる、まさに「懐の深い」パワースポットです。今回ご紹介しきれなかった大黒様や小さなお地蔵様、新しくできたお不動様など、とにかくパワースポットが密集しています。
縁切りで悪縁を断ち切りたい方、融通金で金運をアップさせたい方、奥の院で静かに祈りたい方、霊狐様たちに会いたい方(お狐様推し!)…どんな願いを持つ人にも、きっと豊川稲荷東京別院は優しく寄り添ってくれるでしょう。
ぜひ一度、赤坂の豊川稲荷東京別院へ足を運んで、その素晴らしいパワーを感じてみてください。清々しい気持ちと、明日への活力が湧いてくるはずですよ!
そして最後は、境内西側文化会館1階の家元屋さんの「昔ながらのいなりずし」でお腹にも活力を!

豊川稲荷東京別院アクセス
豊川稲荷東京別院 〒107-0051 東京都港区元赤坂1-4-7
- 東京メトロ銀座線/丸の内線「赤坂見附駅」(B出口)から徒歩5分
- 東京メトロ有楽町線/半蔵門線・南北線「永田町駅」(7番出口)から徒歩5分
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