東京都北区王子、かつて一面の田畑だったこの辺りに榎の大木がそびえたっていました。毎年大晦日の夜、関東一円から集まる狐たち。この榎の下で装束を整え「王子稲荷神社」に行列を作って参詣に行く、と言う言い伝えがあったそうです。
今回はお狐たちの大晦日のお着換え場所、装束稲荷神社へお伺いしました。
装束榎と装束稲荷神社
かつてこの地にあった装束榎は、残念ながら昭和4年に道路拡張のために切り倒されてしまったとのことです。装束榎の碑も現在の場所に移転、その後、装束稲荷神社を設けることとなったそうです。
王子 狐の行列
近年になって復活した狐の行列。毎年大晦日の夜から元旦にかけて、狐のお面をかぶった裃姿の人々が、装束稲荷神社から王子稲荷神社までお囃子と共に練り歩く光景を見ることができます。
鍵を咥えた狐
この装束稲荷神社にお伺いしたのは「鍵を咥えたお狐様」にお会いするためでした。鍵を咥えてるお稲荷さんは、どれもシュッとしているという印象。スラリとしたモデル体型とでもいうのでしょうか。あまりポテッとした丸い感じの鍵を咥えてるお狐様は少ないような気がしています。こちらもシュッとしてますね。
鍵を咥えたお狐様に魅入られてしまったので、これからも探していきたいと思っています。
装束稲荷神社 御朱印
最後に御朱印のご紹介です。
装束稲荷神社には社務所などはありませんが、神社の前にある「くらしの器 王子ヤマワ」さんで書置きの御朱印を頂くことができます。ヤマワさんはきつねグッズをはじめ、稲荷神社マニアにはたまらない品揃えで、見ているだけで楽しくなってしまいます。御朱印を拝受する際、どうしてもなにか1つ購入したくなってしまいますね。
ヤマワさんの営業時間は10:00から20:00まで。定休日は日曜日です。
装束稲荷神社アクセス
装束稲荷神社:〒114-0002 東京都北区王子2丁目30−14
JR京浜東北線、東京メトロ南北線、都電荒川線 王子駅より徒歩約6分
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