今回は、自称・稲荷神社ナビゲーター(お狐様推し!)の私が、東京・墨田区押上にある、とっても気になる名前の神社「飛木稲荷神社(とびきいなりじんじゃ)」へお参りしてきたレポをお届けします!
飛木稲荷ってもう名前からしてミステリアスでわくわくしませんか?しかもお稲荷さん!これはもう、お狐様との素敵な出会いが待っているに違いないっ!と、期待に胸を膨らませて行ってまいりました。
目次
都会の中の静かな聖域

飛木稲荷神社は、東京スカイツリーからもほど近い押上の、比較的静かな住宅街の中にあります。最寄りの押上駅や曳舟駅から歩いていくと、ふっと空気が変わるような、落ち着いた雰囲気の入り口が見えてきます。鳥居をくぐる前からご神木の大銀杏に圧倒されます。飛木稲荷神社は御神木の大銀杏と、もちろん可愛い&かっこいいお狐様に出会える、パワースポットとしても注目されている神社なんです。
飛木と言う社名の由来
「飛木」という珍しい名前は、ご神木である大銀杏にまつわる古い言い伝えにあります。嵐で飛んできた枝が刺さり、それが根付いた、とされています。創建年代は不明ですが、古くからこの地を見守ってきた歴史ある神社です。
御祭神は稲荷神社の神様でおなじみ宇迦之御魂神
飛木稲荷神社にお祀りされているのは、稲荷神社の主祭神としてお馴染みの宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。食物や農業、そして商売繁盛の神様。私たちの日々の生活を豊かにしてくださる、ありがた~い神様ですね。いつも美味しいご飯をありがとうございます!そして、お狐様たちを眷属(けんぞく=神様のお使い)として従えていらっしゃる、まさにボス!心を込めてご挨拶させていただきました。
戦火から人々を護った身代わり飛木の大銀杏

飛木稲荷神社の御神木は「身代わり飛木の大銀杏」と言われています。それは、東京大空襲の戦火を耐え抜いた戦災樹木でもあり、その幹には歴史の重みと、力強い生命力が宿っています。見上げているだけでパワースポットたる所以を感じられるはず。
黒焦げになりながら懸命に炎をくい止め、町の延焼を防いだそうです。そして数年後、緑の芽が芽吹いたそうです。なんという生命力!空に向かって伸びる姿は圧巻です。
どこにいるかな?隠れおキツネ様
さて、ここからは隠れおキツネ様探し。と言ってもちゃんとおキツネ様が見つけやすいように、ここに立ってご神木を見上げて、と書いてあります。

ご神木を見上げると、探すまでもなくご神木の中にちょこんと座ったおキツネ様がいました。長い尻尾の右側を向いたおキツネ様。

ご神木に圧倒されながらも、かわいいおキツネ様に癒されます。きっとご神木に宿った神様のためにせっせと働いているのでしょうね。
奥社でお稲荷さんパワーをチャージ

本殿の脇を行くと日枝社が鎮座しています。そしてその奥、本殿の奥の位置にあたる場所に奥社が鎮座しています。奥社とは本殿よりも奥、またはより重要な場所に位置する社殿のことです。そしてこちらの奥社もお狐様たちにしっかり囲まれています。
鳥居の前に立つと神聖な空気に満たされているような感覚。心を込めて参拝をすると、心が浄化されるような気がしました。
飛木稲荷神社の御朱印もやっぱりお狐様

御朱印は、お書入れしていただけるものと書置きがあります。月の限定御朱印は書置きです。

限定の方はお狐様のハンコが押してあります。赤いエプロンが可愛いですね。
おわりに
今回飛木神社を訪れて思うことは、戦災を乗り越えた力強い御神木、そして凛々しいお狐様が出迎えてくれる、素晴らしい神社でした。
スカイツリー観光の際に、少し足を延ばして立ち寄ってみるのもおすすめです。静かな境内で、お狐様の気配と御神木のパワーを感じて、日々の活力をチャージしてみてはいかがでしょうか?
私もすっかりパワーをいただいて、また明日から頑張れそうです!お狐様、大銀杏様、ありがとうコンざいました。
飛木稲荷神社アクセス
〒131-0045 東京都墨田区押上2-39-6
- 地下鉄浅草線・半蔵門線「押上駅」 徒歩4分
- 東武亀戸線「曳舟駅」 徒歩4分
