新井薬師は、東京都中野区にある真言宗豊山派の寺院「梅照院」の通称です。正式名称は「新井山梅照院薬王寺」。眼病平癒と子育て安産のご利益で知られる都内屈指のパワースポットであり、江戸時代から多くの人々の信仰を集めてきました。
ご本尊とご利益
新井薬師梅照院のご本尊は、薬師如来と如意輪観音の二仏一体像です。これは非常に珍しい形であり、「新井薬師のご利益は二つ叶う」とされています。普段は見ることは叶いませんが寅年に限り御開帳が行われるそうです。
ご利益
病苦の消除、延命長寿、災難消除、家内安全、商売繁盛、子宝、安産 など。
治眼薬師
眼病平癒のご利益は特に有名です。これは、江戸時代二代将軍・秀忠の娘和子が眼病を患った際に、新井薬師に祈願して平癒したという逸話に由来しています。
子育薬師
元和三年(1617)、当時の第五代住職玄鏡(げんきょう)が、薬師如来のお告げに従って処方した薬を難病の小児に施すと治らない者が一人もいなかったと言います。
これにより新井薬師は治眼薬師・子育薬師と言われるようになりました。
境内を巡る
いよいよ本堂へ
新井薬師の境内の花々の美しさは格別ですね。春にはソメイヨシノが咲き誇ります。
名水白龍現
新井薬師の白龍権現水は名水と言われています。今でも飲むことができるそうです。(そのまま飲むのはあまりお勧めしないかも?)龍が2匹剣に絡みついている像からの直接の給水は以前はできなかったようですが、今回お伺いした時は白龍権現のお口からにつながっていたガラス玉?は無くなっていました。なのでお水取りはできるようです。また境内に井戸がありますが、こちらも竹で囲いがしてあり汲むことはできないのかな?という感じです。
ユニークな授与品
新井薬師のご利益は眼病平癒。「めめ」と書かれた絵馬やお守りがあります。言われてみれば「め」が眼に見えてくるから不思議。その他いろいろあるのでぜひご覧になってください。
新井薬師まとめ
東京都中野区にある新井山梅照院。通称新井薬師。本当に地域に溶け込んでいる寺院ですね。近所の子供たちや住民の方が自転車を押して通り抜けていく様でそれを感じます。
また、毎月1回開かれる「関東随一」の骨董市や植木市など境内で開かれるイベントも楽しいです。一度ぜひ訪れてみてください。優しい空気感と癒しの場所がそこにあります。
新井山梅照院 新井薬師 アクセス
〒165-0026 東京都中野区新井5-3-5
西武新宿線・新井薬師前駅徒歩6分
JR中央線・中野駅下車(北口)バス5分
関東バス「新井薬師前」「北野神社前」下車1分
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