東京千代田区神田小川町に鎮座する栄寿稲荷神社。通称、五十(ごとお)稲荷神社。古書店街で有名な神保町や小川町のエリアにひっそりと佇むこの神社は、400年以上の歴史を持つ穴場のパワースポットは安産のご利益があると言われており、人気を集めています。
歴史とご由緒
栄寿稲荷神社(五十稲荷神社)の創建は江戸時代初期の慶長年間とされ、京都の伏見稲荷大社から分霊されたと伝えられています。当時は安産・子授けの守護神として徳川家からも厚く信仰されていたそうです。その後、神社の敷地が足利藩戸田家の屋敷となり、戸田家の屋敷神として祀られました。明治時代以降は五と十の日に縁日が開催されていたことから「五十稲荷神社」と呼ばれるようになり、それが現在に定着したようです。
御祭神は宇稲魂命(うかのみたまのみこと)。五穀豊穣を司り、お稲荷さんを信奉した商人が成功をおさめていったことから、商売繁盛の神様としても広く崇められています。
ご利益は子宝安産・健康長寿・家内安全・商売繁盛
小さくてかわいい五十ぎつね
社務所の左横、絵馬の前に向き合って鎮座してる五十ぎつね。戦後に建立された都内では珍しい夫婦狐だそうです。本殿前の狐様と同じ朱色に金糸の刺繍のエプロンをしてもらっています。すっぽりがぶってしまっているのがかわいいですね。
その他にも境内には古い小さいお狐様がいます。
カラフルでかわいい限定御朱印
限定の五十の日の御朱印。これはかわいいですね。御朱印集めが趣味の方にはたまらない御朱印でしょう。
右が通常の御朱印。左が五十の日(5月10日)の御朱印。五十の日の御朱印は書置きのみとなります。右の通常御朱印はお書入れ頂けます。
また2月22日(ニャンニャンニャン)の猫の日には猫の御朱印が頂けます。モデルは時々社務所に遊びにくる家ネコの愛太郎とベティだそうです。
限定の御朱印は頂くのに大変混雑することが多いので、余裕をもってお伺いしたいですね。
五十稲荷神社まとめとアクセス
古書の街、またはラーメンの街とも、おしゃれカフェ・レトロな喫茶店で有名な神保町駅とビジネス街でありながら一歩路地に入ると驚くほど静かなイメージの小川町。そのちょうど中間くらい、靖国通りの路地を入ったところに五十稲荷神社は鎮座しています。
近くには神田カレーグランプリ初代王者に輝いたボンディ神田小川町店をはじめカレー屋さんがとにかくあります。たくさんの本で溢れている眞踏珈琲店もおすすめ。五十稲荷神社ご参拝と共にぜひ神田小川町も楽しんでください。
五十稲荷神社:〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目9−1
- 都営三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線「神保町駅」A9出口から徒歩4分
- 都営新宿線「小川町駅」、東京メトロ丸の内線「淡路町駅」A6出口より徒歩5分