芝公園もみじ谷の金運最強パワースポット「蛇塚」と「心光院」の関係

金運

最強金運パワースポットと言われる東京都芝公園もみじ谷の蛇塚。小さな祠ですが、金運アップのご利益を求めてお参りする人が絶えません。そんな蛇塚がなぜここにあるのか、そんな由来となった寺院、心光院へ行ってきました。まずは東京タワーの麓、芝公園もみじ谷の蛇塚から見てみましょう。

蛇塚とは?

蛇塚と呼ばれる場所は日本全国各所にあると思いますが、こちらは東京港区芝公園内の蛇塚です。

芝公園もみじ谷蛇塚

東京タワーの麓、芝公園のもみじ谷。残念ながら紅葉の季節ではありませんが、なだらかな階段を登った先が蛇塚です。

蛇塚の由来

新宿で「秋田」という屋号の居酒屋を経営していた秋田県出身の神成志保(かんなりしほ)さんという女性。ある日金色に輝く蛇の夢(霊夢)を見たそうです。これを機会に商売はどんどん繁盛し、そのお礼として蛇の像(竜神様)を芝公園に祀りたいと相談したのが、東京タワーを挟んで反対側に鎮座する心光院のご住職。ご住職の口利きで芝公園のもみじ谷に小さな祠を建てていただくことができた、というわけです。

この「商売繁盛」が蛇塚が都内最強金運パワースポットと言われる所以です。

ここでまず、蛇塚のお参りの作法をご紹介しましょう。

蛇塚お参り方法

すでにたくさんのブログなどでご紹介があると思いますが、蛇塚頂上までのなだらかな階段には四体のお地蔵様が並んでいます。

まずは一番下のお地蔵様から一体一体手を合わせてお参りします。一番最後のお地蔵様の背後に石積みの祠があり、その奥に蛇像(竜神様)がこちらを向いて静かに蜷局を巻いています。

四体目のお地蔵様と竜神様に手を合わせて心を込めてお祈りしましょう。

心光院の龍王堂

芝公園の渓谷に蛇塚を建てるきっかけとなった心光院は、蛇塚から東京タワーを挟んで反対側に鎮座する浄土宗の寺院です。本堂は国登録有形文化財。

心光院本堂

歴史は古く、1393年(明徳4年)に増上寺の開山である酉誉聖聰上人によって開山されました。当時は江戸の「貝塚」(現在の千代田区麹町付近)にありましたが、慶長3年(1598年)に増上寺が徳川家の菩提寺となると、心光院も現在地である芝へ移転いたしました。その後、1761年(宝暦11年)に惇信院(徳川家重)の廟を造営するために赤羽橋付近に移転し、1950年(昭和25年)に戦災復興のため、現在地に移転したそうです。

境内には、江戸時代初期の人物、お竹が信仰していた仏像である「於竹大日如来」や、徳川秀忠公が寵愛した白馬を供養するために建立された「布引観音堂」などがあります。実は於竹大日如来が安置されているお竹堂も神成志保さんが建立したものだとか。

心光院の龍王様

心光院龍王堂

こちらが心光院の龍王堂。お竹堂と共に平成29年に再建されたもの。

龍王堂は昭和41年に神成志保さんの金色に輝く蛇の夢から心光院へ勧請。お竹堂と共に再建。なんだかとてもオシャレというか、都心の寺院のお堂という感じがしませんか?

心光院龍王様

中心にいるのが龍王様。こちらは神成志保さんの娘さんで人形作家、陶芸家の神成澪(かんなりみお)さん作だそうです。澪さんは大学では法学部でしたが蛇パワーで大繁盛の志保さんの経営する居酒屋「秋田」に出入りする、そうそうたる文壇人や映画人に影響され、人形製作や陶芸の道に進んだとのことです。(ちなみに澪さんのお兄様は昭和の名優、大坂志郎さん)

そう、芝公園の蛇塚は心光院のご住職のご尽力により今があります。ならば当然蛇塚と共に心光院もお参りしたいところです。

蛇塚と心光院まとめと御朱印

心光院は敷地は広くはありませんが、山門をくぐるとその歴史の重厚さと背後にそびえたつ東京タワーの圧倒的なパワーに驚きます。境内は瑞々しく緑にあふれそれだけでも心が癒されます。

また御朱印のお願いした時、ちょうど御法要中だったにもかかわらず、快く対応してくださった坊守様に癒しを頂いたことは間違いありません。

蛇塚をお参りした後はぜひ心光院に立ち寄り、お参りしてみてください。金運アップだけではなく心が癒されること間違いなしです。

そして蛇塚と心光院の間の東京タワーのメインデッキには東京23区で一番高い場所にある神社、タワー大神宮が鎮座しています。こちらもぜひ一緒にご参拝してはいかがでしょうか。

最後に参拝の注意点

心光院は大きな観光寺院などではありませんので静かにそっとお参りしましょう。騒ぎ立てたり自撮り棒を振り回したりすることは大変にご迷惑をかけることになると思います。

また芝公園の蛇塚はお供え物は禁止です。先日訪ねた時も大きなカラスがいて、おや?っと思ったら祠の中にウズラの卵が置いてありました。(あえて供えてあったとは言いません)
カラスが食い散らかしたり、また置いたものが腐ったりして蛇塚が汚れてしまいます。

以前にも書きましたが、ルールを守れない人に竜神様のご利益は絶対に訪れません。お賽銭も管理している地元の方が拾得物として警察に届ける手間をおかけしてしまいます。お供え物をした気持ちはよくわかりますが、迷惑をかけては元も子もありません。お供えしてお願いしたらお供え物は持ち帰りましょう。

蛇塚注意点

浄土宗心光院アクセス

〒106-0044 東京都港区東麻布1-1-5

電車
都営大江戸線 赤羽橋駅 徒歩5分
東京メトロ日比谷線 神谷町駅 徒歩10分
都営三田線 御成門駅 徒歩10分
都バス
○「東麻布1丁目」徒歩1分
橋86:目黒駅前 > 東京タワーまたは新橋駅前行き
○「東京タワー」徒歩3分
浜95:品川車庫前 > 東京タワー行き

芝公園もみじ谷蛇塚アクセス

〒105-0011 東京都港区芝公園4丁目3

都営三田線 御成門駅 徒歩8分
都バス 「東京タワー」徒歩1分
 浜95:品川車庫前 > 東京タワー行き

hana

hana

都内中心にパワースポット巡りをしています。見てくれた皆さんにも幸せが届きますように。あとはただの呑んべぇ女です。

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