東京の浅草からほど近い下町情緒あふれる街、今戸。ここに、恋愛成就のパワースポットとして名高い今戸神社が鎮座しています。創建はなんと平安時代初期。1000年以上の歴史を持つ、由緒ある神社です。縁結びの神様として信仰を集め、近年では特に若い女性を中心に人気が高まっています。
今戸神社に祀られる縁結びの神様、伊弉諾尊と伊弉冉尊
縁結びで有名な今戸神社、日本神話に登場する伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)という夫婦の神様が祀られています。この二柱の神様は、日本で初めて夫婦となり、数多くの神々を生み出したことから、縁結びや夫婦円満、子宝、安産など、様々なご利益があるとされています。
また、境内には福禄寿も祀られており、金運や商売繁盛のご利益もあると言われています。
今戸神社の御祭神は、應神天皇(おうじんてんのう)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)、福禄寿(ふくろくじゅ)七福神の内の一神、とのことです。
招き猫を生み出した江戸の焼き物今戸焼
今戸神社と切っても切れない関係にあるのが、江戸時代にこの地で盛んに作られた「今戸焼」です。今戸焼は、庶民の生活に根ざした素朴で温かみのある焼き物として親しまれ、その中でも特に人気を博したのが「招き猫」でした。
そしてさすが招き絵猫発祥の地、拝殿の中には大きな招き猫が福禄寿様を挟んで座っていました(たまに移動するようです)。この子達は右手(向かって左手)をぐーんと上げているので、金運を招く、ということになりますね。左手(向かって右)を上げている招き猫は人を招く、と言われています。左が三毛猫、右が白猫です。猫好きにはたまりません。
丸形の絵猫?絵馬は2種類
今戸神社の境内は本当に招き猫だらけ。絵馬ももちろん招き猫です。
丸い形の絵馬は「円」と「縁」を掛けているそうです。なんとも柔らかい雰囲気の絵馬。ほっこりしますね。
その他の授与品、お守りやおみくじ、御朱印帳なども、とにかく招き猫だらけ。境内のどこを見ても招き猫です。猫好きの聖地ですね。
福を招いてくれる石なで猫
招き猫はまだまだ続きます。
本殿の左側に居るかわいい石なで猫。名前は今戸神社御祭神のイザナギノミコト・イザナミノミコトにちなんでナギちゃん・ナミちゃんと言うそうです。こちらは夫婦の招き猫。撫でると福を招いてくださるとか。下の台座はかなり新しいものに見えますが、ナギちゃん・ナミちゃんはかなり撫でられてつるつるになっている部分も。私もあちこち撫でてきました。
また神社には本物の招き猫(神社猫)「なみちゃん」と言う白猫が遊びに来るそうです。残念ながら今回は会えませんでしたが、次回こそは!
恋愛パワースポット・縁結びの神様が祀られる今戸神社
奥浅草に鎮座する今戸神社、境内はさほど広くはありませんが、招き猫だらけの境内はいかにもご利益を頂けそうな雰囲気が漂っています。
猫好きさん、よい縁を探している皆さんはぜひ一度訪れてみてください。現在は開催されてはいないようですが、出会いのきっかけを提供する「縁結びの会」も開かれていたようです。いずれまた開催されるかもしれませんね。
今戸神社アクセス
住所: 東京都台東区今戸1-5-22(番地がいいご夫婦)
- 東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武伊勢崎線、つくばエクスプレス「浅草駅」より徒歩15分
- 都営バス「浅草七丁目」下車 徒歩5分、「リバーサイドスポーツセンター前」下車 徒歩1分
- 台東区コミュニティバス 北めぐりん「リバーサイドスポーツセンター前」下車 徒歩1分
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