平将門公の首が安置されていたと言われる築土神社へ:境内は空気感ガラリとが変わる最強パワースポット

勝負運・出世運

平将門公をお祀りしている神社といえば神田明神が有名ですが、今回は東京千代田区九段北に佇む築土神社(築土明神)に行ってきました。平将門公の首が安置されていたとされる神社です。

将門公にあやかって。武運長久や勝負事にご利益

平将門公は多くの戦いで勝利を収めていたことからやはり勝負運にご利益があるようです。また築土神社は日本武道館の氏神であり、その事からも「勝つ」と言うことにご利益があるようです。ただ勝負運、ギャンブル運だけではなく生きている上で「勝つ」という場面はたくさん出てくると思います。仕事で、恋愛で、その他人それぞれ勝ちたい場面というのはあるように思います。そんな時に心の拠り所となっていただけるのではないでしょうか。

築土神社の由来と将門公の首桶

築土神社は940年(天慶3年)藤原秀郷らの手で討たれ京都にさらされた平将門公の首を首桶に納め密かに持ち去り、これを武蔵国豊島郡上平河村津久戸(現・千代田区大手町周辺)の観音堂に祀って津久戸明神と称したのが始まりだそうです。築土神社に祀られていた平将門公の首桶は戦災で焼失してしまったそうですが、この首桶、宝永5年(1708年)刊行の『牛込津久戸大明神略縁起』(国立国会図書館蔵)には、築土神社本殿の御内陣(御扉の中)に将門の首が死後770年経た現在(当時)も朽ち果てること無く安置されていると記されている、とのこと。将門公の首の行方は諸説ありほとんどが伝説として伝えられているそうですが、確かに築土神社には焼失するまでは将門公の首桶が安置されており、その中身(将門公の首級)もここに安置されていたと考えるのが自然ではないか、ということです。

ではなぜその中身を当時確認しなかったのか・・・。それは見ると目が潰れると言われており、宮司ですら見ることはままならなかった、ということです。築土神社の公式ホームページにこの首桶の写真が掲載されていますので、興味のある方は見に行ってみてください。見ても目は・・・多分潰れません。

重厚感に圧倒される社殿

築土神社

都心の神社と言えばビルとビルの谷間にひっそりと、というイメージが強いですが築土神社は広大ではないにしろその社殿の重厚さと空気感に圧倒されます。これも将門公のご利益のなせる業、でしょうか。

また築土神社の狛犬は、千代田区内に現存する狛犬の中では最も古く、約240年前の狛犬で、平成8年に千代田区有形文化財に指定されました。

お正月限定の勝守と御朱印

築土神社の御祭神である平将門公、戦場で黒馬を縦横無尽に駆使し多くの勝利を収めたと言われていますね。そんな将門公の黒馬にあやかったお正月限定の勝守を頂いてきました。お正月限定の勝守は1月1日から1月15日まで授与していただけます。御朱印は書置きです。

神秘的な空間:世継稲荷神社

世継稲荷神社

拝殿の右側にものすごく雰囲気のある鳥居・・・。こちらが世継稲荷神社。二代将軍徳川秀忠が参詣した際に軽打にある「だいだい(橙)の木」があるのを見てこれが「代々」と同音であったことから「代々世を継ぎ栄える宮」と称賛し、以来世継稲荷と言われるようになったそうです。駄洒落みたいなお話ですね。

連なった鳥居をくぐった先に世継稲荷神社拝殿。冬に撮った写真ですので橙が少ししかありませんが左側の木が橙の木です。とても神秘的な空間で境内に入ったとたんに鳥肌が立ったのを覚えています。

築土神社と世継稲荷神社

築土神社のご祭神は主神 天津彦火邇々杵尊、相殿 平将門公 菅原道真公。御創建 940年(天慶3年)。
世継稲荷神社のご祭神は倉稲魂神。ご壮健は嘉吉元年。

とても力強いパワーを感じる神社でした。皆様も将門公のパワーを実感しに訪れてみてはいかがでしょうか。

築土神社

ちなみに、北の丸スクエア完成に伴い出来た細い通路から入ることもできますが、裏口からこっそり入る感が否めませんので表の鳥居をくぐって入ることをお勧めします。

築土神社アクセス

築土神社 公式ホームページ
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-14-21

  • 地下鉄東西線、半蔵門線、都営新宿線九段下駅1番出口より徒歩2分
  • 都営三田線神保町駅A2出口より徒歩7分
  • 有楽町線、南北線、都営大江戸線飯田橋駅A4出口より徒歩10分
  • JR総武線飯田橋駅東口より徒歩10分
  • 都営バス小滝橋発~九段下行(飯64系)「九段下」より徒歩1分
hana

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都内中心にパワースポット巡りをしています。見てくれた皆さんにも幸せが届きますように。あとはただの呑んべぇ女です。

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