「もう耐えられない…」
「この苦しみから解放されたい…」
そんな悩みを抱えているあなたへ。四谷にある陽運寺は、悪縁を切り、新しいスタートを切るための強力なパワースポットとして知られています。
陽運寺は東海道四谷怪談のお岩さん縁のお寺として知られています。歌舞伎やお芝居、映画などで四谷怪談を演じるときは、スタッフ俳優さん皆で陽運寺にお参りすることでも有名です。
今回はお岩さんのあまりにも悲しい人生と、縁切り・縁結びの強力パワースポットと言われる陽運寺の魅力をお伝えしたいと思います。
「四谷怪談」お岩さんの執念と愛憎、そして凄まじい恨み
四谷怪談とは、元禄時代に起きたとされる事件を基に創作された怪談です。簡単に言えば妻が夫の裏切りに会い、壮絶な亡くなり方をし、幽霊となって夫に復習をする、と言うお話。
伊右衛門と言うクズ男が私利私欲のために人を裏切り殺しまくり、最後は岩の幽霊と鼠の大群に苦しめられ狂って行く。こう書くとただの怖いお話に聞こえますが、愛憎や因果応報など、とても考えさせられるストーリーですので、気になる方は一度作品に触れてみてください。
陽運寺の由来
陽運寺は、正式名称を「於岩稲荷陽運寺」と言います。四谷怪談の主人公であるお岩さんを祀っていることから、「お岩稲荷」とも呼ばれています。
お岩さんの怨霊を鎮めるために建立されたという説もありますが、実際には、お岩さんの墓があった場所に建てられたお堂が、戦災で焼失してしまったため、栃木県から薬師堂を移築して再建されたのが始まりと言われています。
門の前に立つと「はっ!」とするような、別世界に来たような感覚です。決して怪談話が似合うようなお寺ではありません。むしろ正反対です。
陽運寺の様々な見どころ
境内に入るとまずお出迎えしてくれるのが小さな大黒天様。それを通り過ぎると美しい手水舎があります。
お花を活けてある手水舎は結構ありますが、陽運寺の手水舎はとても美しいですね。こちらは龍神様の手水。お岩さんも使用したと伝わるご霊水。昔はこの水を飲むと美しくなる、と言うことでしたが、現在飲む事はできません。手を清めて進みましょう。
まずはお岩さまの像が安置されている本堂へ
お稲荷さんと言うと稲荷「神社」のイメージですが、お稲荷さんは神社でなければならない、と言うことではありません。現に日本三大稲荷の豊川稲荷も妙厳寺と言うお寺です。本堂にお参りしたら境内を見てみましょう。
福禄寿稲荷と於岩稲荷
どちらも小さなお社ですが清々しさを感じます。ぜひお社の前に立ち、空気を感じてみてください。
心願成就の石と水かけ福寿菩薩
心願成就の石は叶玉を投げ入れてお願い事をします。水かけ福寿菩薩はお題目(南無妙法蓮華経)を唱えながら水をかけると厄がとれ、幸せが訪れるそうです。
お岩さま縁の井戸
現在も枯れることなく御霊水として使われているお岩さま縁の井戸。飲むことはもちろんできませんが、きれいな水が滾々と湧いているのだろうなぁなどと想像しながら・・・
悪縁を断ち切りたいあなたへ。陽運寺の縁切り祈願
陽運寺には縁切り・縁結びの絵馬があります。縁切りと言えば人間関係を想像する方も多いと思います。ストーカーやパワハラ、モラハラ・・・。でもそれだけではなく、トラウマや依存症、悪習慣など、耐え難い悪縁をすべてすっぱり切って、新しい良いご縁とつながりますように!と言うことです。
絵馬の他にもとても美しい「縁切り」「縁結び」の御守など、実は良妻賢母だったと言われるお岩さんの優しい美しさが反映されているような授与品がたくさんあります。
御朱印も美しい陽運寺
5月にお伺いしたので鯉のぼりや季節の花がちりばめられたきれいな御朱印。かしわ餅が可愛いですね。御朱印は書置きのみとなります。なんと裏面シール付きです。
陽運寺まとめ
陽運寺は、悪縁を断ち切り、新しいスタートを切るための強力なパワースポットといわれています。もしあなたが今、何らかの悪縁に苦しんでいるなら、陽運寺をぜひ訪れてみてください。癒しを頂けること間違いなしです。ほんの少しでも読んでくれた皆さんの心が楽になりますように。
アクセス
長照山 陽運寺:〒160-0017 東京都新宿区左門町18番地
- 地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目駅」(3番出口)徒歩5分
- JR中央・総武線「信濃町駅」徒歩8分
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