【秋葉原】メインクエストから取り残されたような不思議な異空間【花房稲荷神社】

【秋葉原】メインクエストから取り残されたような不思議な異空間【花房稲荷神社】

世界有数の電気街、秋葉原。 行き交う多くの外国人観光客……。常に新しいエネルギーが渦巻くこの街の真ん中に、まるで「時が止まったような異空間」があるのをご存知でしょうか?それはまるで異世界への隠し扉のような

賑やかな大通りから一歩入ったこれぞまさに路地裏。ビルの谷間にひっそりと鎮座する「花房稲荷神社」を訪ねました。

「ここ、入っていいの?」冒険心をくすぐる参道

花房稲荷神社入り口

秋葉原駅の電気街口から歩いてすぐ。近代的なUDXビルや、フィギュアショップが立ち並ぶエリアの一角に、その入り口はあります。

ふと足を止めると、ビルとビルの間に、大人が一人ようやく通れるほどの細い隙間が。「えっ、ここ道なの?」と思ってしまうような路地が。絶対立ち入り禁止でしょ、と思い奥を覗くと、鳥居が手招きしているようです。

四方八方をビルで囲まれた(まさに四方八方です。)路地に一歩足を踏み入れると、先ほどまでの街の喧騒が嘘のように遠のきます。 ビルの壁に挟まれたこの細い参道は、まるで現実世界から神様の世界へと続くトンネルのよう。

少しドキドキしながら奥へと進むと、そこには小さな、けれどとても温かい空間が広がっていました。

江戸時代から続く、お屋敷の神様

秋葉原花房稲荷神社路地裏の参道

小さなお社ですが、お掃除が行き届いていて、とても清々しい空気が流れています。供えられたお水や榊も新しく、この場所が地元の有志の方々に大切に守られていることが伝わってきます。

花房稲荷神社お狐様と掃除用具

この「花房稲荷」という少し風流な名前。 かつて江戸時代に、この辺りの名主であった「花房氏」の屋敷神として祀られたことが由来だと言われています。

御祭神は、お稲荷さんでおなじみの「宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)」。 穀物や食物の神様であり、今では商売繁盛の神様として、秋葉原という巨大なマーケットを静かに見守り続けています。

戦火を無効化? 「奇跡の防御力」を持つ神社

花房稲荷神社拝殿

実はこの神社、知る人ぞ知る強力なパワースポットでもあります。

第二次世界大戦の空襲で、秋葉原一帯は焼け野原となりました。しかし、不思議なことにこの花房稲荷神社の社殿だけは焼失を免れたのだそうです。

周囲が炎に包まれる中、ここだけが「絶対防御」のスキルでも発動したかのようにぽつんと残った。 そのことから、「火伏せ(火災除け)」や「厄除け」のご利益がものすごいと、篤く信仰されています。

ビルの谷間でひっそりと、でも力強く生き残ったお稲荷さん。 そのエピソードを知ってから手を合わせると、なんだかステータス異常が回復するような、心がすっと整う感覚に包まれます。

おわりに

花房稲荷神社ビルとビルの谷間

参拝を終えて路地を出ると、またいつもの賑やかな秋葉原の風景が戻ってきます。 でも、ほんの数分前とは少し気分が違って、HPとMPが全回復したかのように、足取りが軽くなっていることに気づくでしょう。

お買い物の合間や、お仕事の休憩中に。 「ちょっと静かな場所でセーブしたいな」と思ったら、ぜひこの路地裏の小さなお稲荷さんを訪ねてみてください。

ビルの隙間から差し込む光のように、きっと温かいパワーをいただけるはずです。

ただし注意が一つ。花房稲荷神社が鎮座している路地は本当に路地です(笑)鳥居の真向かいのビルにはちょうど頭の当たり(私は身長158センチです)に出っ張りがあります。写真を撮ろうと後ろに一歩二歩下がると確実に頭をぶつけます。せっかくのお参りで痛い思いをしないように注意してくださいね。

花房稲荷神社アクセス

  • 東京都千代田区外神田4-4-5
  • JR秋葉原駅 電気街口より徒歩約5分
  • つくばエクスプレス、東京メトロ日比谷線秋葉原駅徒歩約5分