突然の大きな朱色の鳥居が目を引きます。都内で一番古いお稲荷様、台東区上野の下谷神社です。月替わりの御朱印もある、と言うことで行って参りました。
下谷神社御由緒
下谷神社のご祭神は大年神 (オオトシノカミ) 。年の豊穣や幸福をもたらす神様で、ご利益は五穀豊穣、商売繁盛、 家内安全。そして日本武尊。ご利益は勝負運、国土安泰、仕事運向上、出世開運です。
また下谷神社は「水」「芸能」のパワースポットとしても有名です。さすが寄席発祥の地ですね。
寄席発祥の地 下谷神社
神門の手前にある寄席発祥の地の石碑。江戸時代寛政10年(1798年)6月、初代山生亭花楽が下谷稲荷社(現下谷神社)の境内で五日間の寄席興行を行ったことが、江戸における最初の寄席興行といわれています。落語自体はそれ以前からありましたが、身分の高い人に1対1で話をする方法だったそうです。(面白くなさそう~)。寄席は一般庶民から木戸銭を頂いて話を聞かせる、と言うのが定義だそうです。江戸の庶民の笑い声で溢れた境内だったのだろうなぁって思いを馳せると、本当に癒されます。
花いっぱいの手水舎
最近多くなってきた花がいっぱいに生けてある手水舎。9月の下谷神社の花手水舎はアヒル隊長でした。(パンダもいるよ)
いっぱいの花ももちろんきれいですが、アヒル隊長もかわいくていいですね。生花はこの暑さに耐えられないのかも。楽しくてかわいい手水舎で心も浄化していただいて拝殿へと進みます。
歴史を感じる拝殿
落ち着いて荘厳な、でもなんだかほっとする拝殿。そしてさすが寄席発祥の地、笑う狛犬も和ませてくれます。
「癒しの空間ありがとうございます」とお参りをして、お目当てのパンダ御朱印を頂きに社務所へ。
毎月欲しい!月替わり御朱印
左が下谷神社、右が摂社の隆栄稲荷神社の御朱印です。隆栄稲荷神社は月とススキ。狐の印が美しいですね。下谷神社はお月見お団子を前にちょっとドヤ顔のパンダ。かわいいー🐼
どの御朱印もありがたさに変わりはないけれど、美しい御朱印を頂くとなんだか気持ちが上がりますね。
こちらは願掛けきつね。稲荷神社にはよくありますが、下谷神社の願掛けきつねは特にかわいい!よい表情です。
鍵を咥えたお狐様がいる摂社隆栄稲荷神社
御祭神は宇賀魂神。家内安全、商売繁盛の守護神。鳥居をくぐると・・・
左には狐塚。
右手、連なる鳥居の奥に隆栄稲荷神社は鎮座しています。
お狐様は私の大好きな鍵を咥えたお狐様。宝珠を咥えたお狐様の姿もきれいですね。
大好きな鍵を咥えたお狐様のせいでしょうか、小さな摂社ですが、いつまでも留まっていたいような、そんな感覚でした。
最後に
神社仏閣めぐりをしていると、お伺いするのが1回切りになってしまうところと、なぜか何度も何度も足を運んでしまうところがあります。それはきっと自分にとって居心地のいい場所だったり、若いてはそれが自分にとってのパワースポットなのだと、最近思うようになりました。下谷神社は私にとって何度も何度も訪れたい場所になりました。神様や仏様が導いてくださっているのかもしれませんね。皆さんも、どうかご自身にとってのパワースポットが見つかるように、心地よい場所が見つかるように願ってやみません。
アクセス
〒110-0015 東京都台東区東上野3-29-8
- JR山手線 上野駅 徒歩6分
- 東京メトロ 銀座線 稲荷町駅 徒歩2分
- 都営地下鉄 大江戸線 新御徒町駅 徒歩5分
- 都営バス 下谷神社前 徒歩2分