東京都文京区に鎮座する根津神社。東京十社の一社です。その歴史は古く、1900年以上前に遡ります。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国征討の際に、この地に立ち寄り、武神である須佐之男命(スサノオノミコト)を祀ったのが始まりと伝えられています。権現造りの本殿、拝殿、楼門、唐門、透塀などは、国宝・重要文化財に指定されて由緒ある根津神社。
国宝の唐門。
今回は縁結び・安産の強力パワースポット、そしてとてもとてもフォトジェニックな、根津神社境内社の乙女稲荷神社を訪ねてみました。まずは根津神社に参拝します。
根津神社の御祭神とご利益
- 須佐之男命(すさのおのみこと):厄除け、災難除け、商売繁盛
- 大山咋神(おおやまくいのかみ):縁結び、夫婦和合、家内安全
- 誉田別命(ほんだわけのみこと):勝負運、武運長久
- 大国主命(おおくにぬしのみこと):縁結び、商売繁盛、病気平癒
- 菅原道真公(すがわらのみちざねこう):学業成就、合格祈願
根津神社にお参りすればだいたいのことは大丈夫!な気持ちになってきますね。心を込めて参拝して、国宝の拝殿などをじっくり拝見。美しさに「ほぉー」っとため息をつきながら乙女稲荷神社へ向かいます。
つつじに囲まれた美しい小さな社殿・乙女稲荷神社
つつじの名所として有名な根津神社。そのつつじ苑の中に現れるのが乙女稲荷神社の朱色の千本鳥居です。
残念ながら、お伺いしたのはつつじのシーズンをとっくに過ぎた晩夏でしたので、つつじの葉っぱが青々してる状況ですが、石の鳥居をくぐると・・・
別世界に入ってしまったような感覚。
乙女稲荷神社の社殿は、朱色を基調とした華やかな造り。こぢんまりとしていますが、繊細な彫刻が施されており、女性らしい優美な佇まいです。
社殿の奥には、岩窟(風穴)があります。この岩窟は、かつて「命を育む女性の象徴」として信仰の対象とされており、「乙女稲荷」という名前の由来になったとも言われています。穴をのぞき込むと、やはりスピリチュアルな何かを感じますね。偉大な母の力?神秘の力?
蕪の周りではしゃぐお狐様たち。何か意味があるのか調べてみましたがわかりませんでした。もっと深く調べてみよう。
乙女神社の鳥居の先には駒込稲荷。
その前にはお狐様たちの住処でしょうか、仲良くこちらを見ています。
根津神社・乙女稲荷神社御朱印
根津神社の御朱印。御朱印帳は東京十社めぐりのものです。東京十社については、まとめた記事がありますので興味のある方はぜひそちらのページも見てください。
こちらは乙女稲荷神社の御朱印。
今回はまるっきりシーズンオフでしたが、来年つつじの咲くころにまた伺いたいと思います。
根津神社アクセス
東京都文京区根津1-28-9
- 東京メトロ千代田線「根津駅」・「千駄木駅」より徒歩5分
- 東京メトロ南北線「東大前駅」より徒歩5分
- 都営三田線「白山駅」より徒歩10分
- 都バス 上58(上野~早稲田)「根津神社入口」より徒歩1分
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