鳩森八幡神社は、東京都渋谷区千駄ヶ谷に鎮座する、1000年以上の歴史を持つ由緒正しい神社です。都会の喧騒の中にありながら、緑豊かな境内は訪れる人の心を癒すパワースポットとしても人気を集めています。また強力なパワーが宿ると言われる富士塚も必見です
御由緒

鳩森八幡神社の創建は貞観2年(860年)と伝えられています。当時の陸奥国(現在の東北地方)の住人・陸奥貞衡が神のお告げによってこの地に社殿を建立し、宇佐八幡宮(大分県宇佐市)から応神天皇と神功皇后を勧請したのが始まりとされています。
平安時代の武将・源義家が奥州征伐の際にこの神社に立ち寄り、戦勝祈願をしたという言い伝えも残っています。また、江戸時代には徳川家康が鷹狩の際に度々立ち寄り、社殿を修復したことから、江戸幕府からも手厚く保護されました。
ご利益は
- 家内安全:応神天皇と神功皇后が祀られていることから、家内安全のご利益があるとされています。
- 夫婦円満:応神天皇と神功皇后が夫婦であることから、夫婦円満のご利益があるとされています。
- 開運招福:境内にある富士塚は、富士山に登るのと同じご利益があるとされ、開運招福を願う人々が多く訪れます。
- 商売繁盛:末社の甲賀稲荷社は、商売繁盛のご利益があるとされています。
富士山の霊験を凝縮した、都内最古の富士塚

鳩森八幡神社の富士塚「千駄ヶ谷富士」は、寛政元年(1789年)に築造された、都内に現存する富士塚としては最古のものです。富士山の溶岩が運ばれ、実際の富士山を模して造られた塚は、高さ約6メートル。その姿は、小ぶりながらも、富士山の神聖な雰囲気をしっかりと伝えています。
富士塚は、富士山を神として信仰する「富士信仰」に基づいて造られました。富士山は古来より霊峰として崇められ、その山頂には強力なパワーが宿ると信じられてきました。しかし、誰もが気軽に富士登山できるわけではありません。そこで、富士山に登ったのと同じご利益が得られるようにと、富士塚が造られたのです。
富士塚の山裾には、富士浅間神社が鎮座し、ご祭神は、ご木花咲耶姫命です。
鳩森八幡神社の富士塚は、単なる模造品ではありません。そこは、長年の信仰によって、特別な力が宿った場所です。塚に足を踏み入れ、頂上を目指して登ることで、富士山のパワーを体いっぱいに感じることができるでしょう。

と言いつつ、この時は団体さんの登山中で登山することができませんでした。残念ですがまた次回にチャレンジしたいと思います。こんな時は神様に「またおいで~」と言われていると思うことにします。
可愛いおみくじ

鳩森八幡神社のおみくじはとにかくかわいいのです。鳩おみくじや招き猫のおみくじ、将棋型のおみくじも。おみくじは300円くらいのものが多い中、鳩みくじは100円と言うとてもうれしい価格です。
境内の末社


- 甲賀稲荷社:五穀豊穣、商売繁盛の神様である宇迦之御魂神が祀られています。
- 神明社:ご祭神は、天照大神です。とても神秘的な雰囲気です。



その他にも、力石や将棋堂、戦禍をくぐりぬけた大イチョウのご神木など、見どころがたくさんあります。
御朱印とまとめ

鳩森八幡神社は、歴史と文化が息づく、都会のオアシスのような神社です。神聖なパワーで溢れる鳩森八幡神社、ぜひ一度訪れてその雰囲気を体感してみてください。
鳩森八幡神社アクセス
〒151-0051 渋谷区千駄ヶ谷1-1-24
- JR総武線『千駄ヶ谷』下車 徒歩5分
- 都営大江戸線 『国立競技場』下車 徒歩5分
- 東京メトロ副都心線 『北参道』下車 徒歩5分
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