東京都港区南麻布、広尾駅から徒歩2分、高級マンションが立ち並ぶセレブの街の一角に鎮座するのが廣尾稲荷神社です。どうやらこちらには黒龍が棲んでいるらしい、とお聞きし、伺ってみました。伺った日はちょうどオータムフェア開催中で、周りはたいへん賑やかでしたが、神社の境内には静かな空気が広がっていました。

廣尾稲荷神社の御由緒と御祭神
慶長年間(1596~1615年)、徳川2代将軍秀忠公の勧請により創建されたと伝えられています。
当時は、麻布広尾一帯が萩の名所であり、神社の俗称「ハギナメ稲荷」は、可憐な萩が地面を覆うように咲き乱れていたことに由来しています。
御祭神は倉稲魂神(うかのみたまのかみ)、穀物・農業の神様として広く信仰されています。ご利益は商売繁昌、五穀豊穣、火伏せ、縁結び、家内安全、子孫繁栄など。
黒龍が宿る拝殿。広尾は龍脈が通る最強パワースポット!

廣尾稲荷神社では拝殿に上がらせていただき、広尾稲荷拝殿天井墨龍図を拝観することができます。
手水舎で清めて早速参拝・・・と思ったのですが、先に拝殿に拝観されている方々が居たので、境内のベンチに座って待つことにしました。なんとも心地よい空気。そもそも広尾は、風水でいうところの富士山からの龍脈の上にあるそうで、それは心地いいのも当然だわ、などと、前の道を広尾オータムフェスの子供を乗せたチャギントンロードトレインがのんきに走っていくのボーっと見ていました。最高のヒーリンクタイムですね。https://blog.chuggington.jp/entry/20241013
参拝をし、社務所で御朱印を授与していただき、拝殿の龍の天井画を拝見したい旨をお伝えし、拝殿に上がらせていただきました。そこに居たのは・・・天井いっぱいに飛ぶ黒龍の姿。

こちらの広尾稲荷拝殿天井墨龍図は、幕末から明治時代に活躍した油絵画家として知られる高橋由一〈ゆいち〉が、本格的な油絵制作に取り組む以前の若い時代に、狩野派の様式を基礎とする水墨技法によって描いた数少ない現存作品の一つだそうです。まさに空から龍が降りてきたような迫力。吸い込まれそうです。
龍は雲を呼び雨を降らすとされています。廣尾稲荷神社の拝殿は東京大空襲の戦火を免れたそうですが、まさにこの黒龍の存在があったから・・・などと思ってしまいますよね。
ちなみに東京大空襲で焼け残ったなかで有名は神社は小網神社と烏森神社のご神体です。
龍脈に宿る黒龍様のパワーを体内に取り込んで
龍は天に昇るイメージから、成功と発展の象徴とされています。運気上昇・開運招福・金運アップ・商売繁盛・仕事運アップ・出世・勝負運アップなどが期待できる龍神様ですが(万能じゃないですか・・・って、そういえばドラゴンボールのシェンロンも、ドラゴンボールを集めれば、なんでも願いを叶えてくれましたねw)、広尾稲荷拝殿天井墨龍図を拝観して、何らかの気づきやきっかけになればいいなと思い、廣尾稲荷神社を後にしました。本当は小1時間も黒龍様と対面していたかったのですが。
おしゃれスポット廣尾を楽しみながら
オシャレでセレブな街、広尾。廣尾稲荷神社の近くには有栖川宮記念公園やショッピングモール、おしゃれカフェなどの他にも、昔ながらのレトロな商店街などがあります。広尾観光に来た際には、ぜひ廣尾稲荷神社にお参りしてみてください。そしてぜひ黒龍様に会ってみてください。いい事が起こるかもしれません。ちなみに広尾稲荷拝殿天井墨龍図の拝観料は無料です。
アクセス
〒106-0047 東京都港区南麻布4-5-61
東京メトロ日比谷線「広尾駅」 徒歩2分
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